3本チョイス
自分で海外遠征するようになったのは、1984年からだったと思う。あれからもう30年。毎年どこかには必ず出ています。
12月、今年はカナダになりました。
若い選手のモチベーションや選手の飛躍には、海外遠征が欠かせません。世界中どこでも同じように、そのスポーツに取り組んでいます。しかし、同じ仲間や同じ環境だけでトレーニングしていても、必ず誰もが壁に当たってしまいます。
へっぽこゴルフおやじは、毎日が壁だらけ。でしょ
進歩しない人は、自分の殻も環境の殻も突破できず、毎日下りのエスカレーターをひたすら登っています。
スキーのジュニア選手も同じです。日本の選手は雪の環境は良くないが、それでもお金にも用具でもとっても恵まれています。
決められた時間にトレーニングして、満足してしまう。みんなが見ている場所でトレーニングしていると安心するのです。
昭和の選手は、ひたすら隠れ練習をしたもんです。
海外でスキーをすることはとっても贅沢です。それでも、一度は世界を見て、体験し肌で刺激を感じ・感動しなければ、本当に強くなるためのトレーニングは出来ないんです。
腹筋100回は、練習すれば直ぐ出来ます。しかし、強くなるための100回腹筋とは質が違うのです。つまり気持ちの問題なんです。
へっぽこオヤジも、定期的にドライビングレンジで球を打って、今日のサイドスピンの度合いを感じて、帰ってきます。練習に工夫は全くなく、ひたすら器械のように、スライスボールを打ち続けるだけ。そこがへっぽこの由縁でも有る。
今週のチサンの研修会は、最終回、夜は納会。
選手会では、3本チョイスのラウンドでトレーニングします。(但し白マーク)
Driverは禁止、その他、各自で選びそれだけをバッグに入れて18Hをまわます。
たいていは、3w+7番+PWでしょうか。
つまり、7番であらゆるショットを打つ必要があります。これでどれだけパーセーブできるか。
普通、フルショットのスイングと、3クウォーターのショットを練習しますが、その逆を練習しないからみんな飛ばせないのです。
私は、7番で175y打つ練習もしてきました。それが今の飛距離にもつながっています。
以前、TV番組で、ビートたけしと、リー・トレビノがテレビマッチをしました。
トレビノは、たけしの要望するクラブ1本でそのホールをプレーするハンデです。
1番ホーるは、500yのロングでした。そこでたけしは、SWを要望しました。
トレビノは軽くOKサイン。
何と彼は、SWの歯でわざとトップボールを打って、150y飛ばすのです。そして、3回打てば450y<残りの50yをピタリ1.5mにつけて、SWでそれを又歯うちでカップイン。あっさりPerでした。
たけしは、途中ちょろってボギー
つまり、こんな神業までいかなくても、ショットのレパートリーが無くては、メジャーは勝てないのです。強いゴルフファーや強いスポーツ選手は、そこがちがうのてす。
それで私はすかさず、トレビノのトラブル対処法というレンタルVTRを借りてきて見たもんです。
毎年Driverを買ってるオジサンへ、業界は発展しますが、あなたのゴルフはいつまでも発展しませんよ。
何せこのおっさんも、苦節un十年、苦労してきたんですよ。それでも、苦労は身になってきたけど、。しかし、実になったが、まだ花は咲いてないのよ。
そろそろ咲かせたいけどねー〜