功労者表彰
4月26日 全日本スキー連盟 90周年記念式典で表彰されました。
ジャンプ競技選手として12年+フリースタイル選手として7年+プロ選手として12年+裏方として15年
継続は力なり
3歳からスキーをはじめて、55年くらいになりますか、
スキー一筋、これしか取り柄もなく、勉強もせず打ち込んできました。
思い出せば、北照高校を卒業する時に卒業生の中で一人優秀生に選ばれ表彰された事がありました。
スポーツも勉学も優秀だったらしい。??
今回は多くのメダリストとと一緒に表彰されて、感無量です。
ひとえに、ここまで日本のフリースタイル界に貢献していただいた多くの方々の賜であると感謝申し上げます。この表彰はただただ私が代表して出席して頂いただけであり、数多くの先駆者たちと一緒に表彰されたのだと思います。
私がエアリアルを始めた頃は、当然エアリアルコースなど全くなく、しかも、スキー場にジャンプ台を作るというのは最悪の行為であり、どんな小さな台でもパトロールに見つかると、リフト券没収・犯罪者のように注意されたものです。
したがって、Trainingをするための台を作ることは、スキー場ではできず、人里離れた山奥にまで歩いて誰にも見つからないようにしてトレーニングしたものでした。
中山峠の谷の下・大雪山系の山中・スキー場が閉鎖されてからの裏斜面等々、本当に苦労してきました。
それでも、毎年ワールドカップはやってくる。遠征先のWC会場で初飛びもザラにありました。
サラリーマン時代は、日曜のみの練習しかできず、せっかく作った台は1週間ですっかり雪に埋まり、朝から夕方まで除雪作業、(2-3人の作業だから)暗くなってきたから、早く飛ばないと、と、疲労満載の身体で飛ぶしかなかったねー、
そんな苦労は、今の選手達にはさせたくないと裏方さんに奮闘してきた数十年、フリースタイルがメジャーになったものの、人力作業はまだかなり多い。
なんとかこんな事態を早く卒業して、選手達がもっと楽にトレーニングできる環境を作ってあげたいと思っています。
そのためには、札幌に本格的な冬季Nationalトレーニングセンターを建設して、国家レベルで環境の整備を行うことや、選手が一同に生活しながら通年でトレーニングできる生活環境も整える事がこれからは大切でしょう。
2026札幌オリンピックの立候補に伴い、こちらの環境も是非とも整えていけるように頑張ってみたい。
それにしても皆さん、
トロフィーの数よりも努力の数のほうが、
人生最後には大切ですよ。