カナダより
12月1日〜カナダ、ブリテッシュコロンビア州のApex Mt Rsortにきて合宿しています。
去年から長年続けていたコロラドの合宿をやめて、こちらに来ています。
ここには北米の選手の殆どが来ています。
アメリカの選手まで来ています。地元のスキー場もOpenしてるのに、、
それだけモーグル環境が良いということです。
アウトドア・スポーツは環境です。天候・施設・自然に左右される事だけに、場所選びは最も大切なファクターです。
このスキー場は、カナダとしては、かなり小さなスキー場です。
リフトは3本、ゲレンデ高低差605mながらコース数は73本もありますが。これで小さい方です。
モーグルのトレーニング環境では、大きなスキー場は必要ありません。むしろコンパクトでリフトが短くて急斜面のあるスキー場が適しています。
日本のスキー場で、急斜面に短いリフトがついているスキー場はほとんどありません。
なぜなら、利用者が限られてしまい利用頻度が低くなるからです。
その点、カナダはスキー大国ですから、上級者が多く日本とはスキー場のコンセプトが全く違います。
このスキー場のフリースタイルチームは、30年来の私の大先輩である「Ken Kuroda氏」が率いる倶楽部があり、長年フリースタイルに貢献している、偉大な方がおられるのです。
モーグルコースも、ジュニア用とFIS公認コースの2つを要し、シーズンインも早く硬いバーンを仕上げてくれます。
したがって、アルペンチームも多く合宿に訪れ、一般スキーヤーより競技選手のほうが多いという、異様な光景になっています。
私が借りているコンドミニアムの部屋から10秒でスキーが履けます。帰りは玄関先までスキーで戻りれます。完全なSkiin Skioutができます。最高の環境です。
お昼も部屋に戻って休憩ができるので、選手もしっかり休めます。少し位高くても目的達成のためには、必要な要素と思っています。
ちなみに、安くしてもらって1泊/$450(12ベット+3バスルーム)
やはり、選手は環境で育ちます。ヘタッピー同士で傷口を舐めあってもダメです。
強い選手と身近に接し、肌で強い選手達のオーラを感じながら、必至に頑張らないと世界のトップにはとうてい辿りつけません。
今、北海道のモーグルは低迷しています。それが長く続いています。
里谷選手の金メダルから、早17年。
フリースタイル王国復活を目指し、2017年アジア大会、そして、2026年札幌オリンピック成功の為にももうひと踏ん張り、ジーちゃんは頑張りますよ。