技を作るか、身体を作るか?
- fshtk1958
- 7月27日
- 読了時間: 3分
よく例えに使われるのが、卵が先か鶏か?
ウォータージャンプの練習では、スポーツを本当にしらない子供達は、ひたすらウォータージャンプを飛び続ける
私から言わせたら、棒ジャンプのような最も簡単なストレートが飛べない子は、ジャンプを飛ぶより身体を作ったほうが確実に早く飛べるようになります。
ストレートジャンプができない人が、バックフリップのレイアウトポジションは作れない
バナナやくの字を治すより、どんな体勢からも棒状に身体をコントロールできなければ、このスポーツは難しい。
これはトランポリンや体操ができても、又違う動きなので、できる者とできない者がいます。
トランポリンはとても上手なのに、スキーのジャンプはうまく飛べない。上手く身体をコントロール出来ない、こんな人は沢山います。
だから、トランポリン=スキーのエアができるとは限らないのです。何故なら、テイクオフのやり方が全く違うからです。エアの90%はテイクオフで決まるのに、それが違っていればできるものも出来ないのです。
以前私は、TVの企画で、体操の金メダリストをエアリアルの日本一にすべく指導したことがある
しかし、約10ヶ月教えたが、その金メダリストは出来なかった。
飛べるが立てない。結局、その企画はお流れとなり、10ヶ月の苦労は水に流れた。
私がオリンピックの出場する前の二年間はウォータージャンプをほとんど飛んでない
なぜなら、北海道にウォータージャンプがなかったから
だから、夏に1週間だけ合宿をして練習した。その他はひたすら、身体と心を鍛えた
しかし、エアリアル選手が夏場にウォータージャンプを飛べないなんて、ありえない。周りは全員工藤は駄目だと思っただろう。
ライバルたちは、ウォータージャンプをひたすらとんでいたが、私は勝った。オリンピックレースに。。
まっ、私はもうベテランであり、飛ぶための準備を沢山してきたせいもあるが、身を持ってそれを体験したので、今の若い選手に伝えたい
目先の技に拘ったら、未来はない。世界を目指すなら、ひたすら身体と心を鍛えて、本番では一発でその技を成功させるメンタルを作ることが、最も大切ですよ。
残念ながら、それにを忠告しても気が付かない者が多いです。つまり、残念な結果になる選手がほとんどなんです。
周りのコーチ達もそれを経験していないから、わからない。飛べない子が飛べるようになったら嬉しい。からね。
だけど、目指すところは人それぞれだから、楽しければ良い人はそれで良し。
しかし本当に楽しいのは、世界で戦うことですよ。難しいけどね。
動画の子は、凄いバナナレイアウトだったが、スモールキッカーで練習をし始めたらバナナは治った。
今では回転をコントロールして飛べるようになった。これから技を発展していくためには、どれだけ辛い、厳しい身体トレーニングをやれるかです。
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