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東京オリンピック

金メダル27個は、本当に凄いね。

やはり地元開催のメリットは、何かといっても予算です。

各競技団体に割り当てられた予算は、倍近い。

メダル獲得には、金がいる

選手強化は金しだい


柔道のデータ分析スタッフだけで20名だってさ、

世界中の選手の傾向と対策・審判の癖まで、コーチができる範囲ではない


今や選手を強化するには、沢山のスタッフが不可欠となった

テクニカルコーチの他に様々な分野のエキスパートが必要になり、選手一人に対して何人もいる場合がある。

フィジカル・メディカル・メンタル・栄養・リハビリ・データ解析・マテリアル・マネージメントまだまだある


したがって、金がかかる

その額は莫大である


むかーーし、私はワールドカップのコーチをしていたときは、選手10名いても私一人で3種目のコーチをしていた

東京から、帯のついた100万ドルの札束を3束腹巻きに入れてヨーロッパに飛んだ

当時は、各国当然通貨が違うから、フラン・リラ・シリン・ルーブル毎週、小銭が貯まり、リュックは10kgになった


大学ノートに深夜まで、金銭出納帳をつけて、何度計算しても合わない日々

そして又、翌日6:00から練習に出た。


あの頃、クレジットカードがあればこんな原始的な苦労をせずに、選手達のサポートができたのに

酷いときは、お金が足りなくなり、フランスから南回りのルートで3日かかりで帰国したこともあった

急遽決まった、ソ連の試合では、自腹までさせられたコーチなのに

ひどい時代だった


さて、2030は札幌になればそんな苦労もせずに、昔話は笑いばなしになるだろう

そして、全てが楽になることを信じて、開催が決まることを願うばかりである。


第1回フリースタイル世界選手権 フランス ティーニュ 1986年

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