第74回国民体育大会冬季大会
来年は、札幌で久しぶりの国体です。
フリースタイル競技は、正式種目でないため開催するには、イベント事業として開催するしかなく、色々と開催には様々な障害を乗り越えないと実現しません。
新しい種目が正式種目に採用されない原因の一つに、1600人枠規定があります。
冬季国体を開催してくれる自治体がなく、昔のような大規模な大会では全く受け入れてくれる町がなくなってしまったのです。
そこで規模を少しでも抑えて開催する事となり、最大1600人というルールが出来たらしい。
今やオリンピックでも分散開催を認める方向だから、国体だってスケートとは別開催なんだから、スキーの中でスキー場が別でも全く問題ないんですけどね。
何せ、国体は行政が主催する大会だから、行政がまたがったり複数だと面倒なんだろうね。それにしても、国体は昔からスポーツの祭典です、。国体選手になっただけで価値があったんですよ。だから、学校も職場も公欠で休む事ができたし、地域から沢山の応援をもらって、地元の代表選手として出場したものなんですよ。
だから、教育委員会も、各地の体協も予算をつけて選手強化が促されていました。
私も、1977年 富山国体 複合少年組で優勝。大きく新聞に報道されて、全国大会での優勝は初で、今までの苦しいトレーニングと子供の頃からの夢の一端が成し遂げられた思いでした、。あの感動は40年以上たった今でも鮮明に覚えています。
それだけに、来年の国体では、フリースタイル選手にも普段の試合とは別に、地域の為に戦う、団体競技として地元に貢献する事の素晴らしさを体感して欲しいと思っています。
フリースタイル競技は、とかくフリーなので自由気ままに、わがままにプレーしているように思われていました。そんな事はないのですが、
だから、個人のために競技するのではなく、チームの為に戦うことがどんなに素晴らしいか、サッカーや野球があれだけ盛り上がるのはチームスポーツだからです。
チームとしてチームの為に助け合い、協力し合い成果を上げることで、それこそが自分のためになることを実感して欲しいのです。
フリースタイルには、インターハイやインカレもない。だから、唯一国体で他の公認大会とは別のスポーツの楽しさを、と思っています。
又、国体は、選手登録など必要としないので、往年の選手がこの日のために又復活して、昔の仲間達と再会する機会になってくれる事も期待しています。
来年の札幌国体では、モーグル団体戦を企画しています。2008年に一度行っていますが、(全日本選手)早すぎた、、団体戦の重要性を理解出来る役員がいませんでした。
開催は決定はしていませんが、是非全日本国の選手が一同に会して、フリースタイルの新しい種目を育てていって欲しいと思っています。
モーグルもエアリアルも、世界のトップ選手はあまりにも凄い。誰でも努力したらできる領域を越えてきています。個人で目的を達成するには、
しかし、チーム競技では、小さな力でもチームで努力すれば勝ち取れる事もあるのです。ミカエルや堀島選手のようには滑れなくても、チーム戦では十分活躍できる場が生まれます。
本当のスポーツの楽しさや魅力を実感出来ると思っています。
札幌国体では、モーグルの予算がないために協賛金を集める努力からしなければなりません。国体や新種目チームモーグルにご理解頂ける方は是非応援して下さい。
宜しくお願い致します。
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1976年富良野国体
ジャンプ少年組 2位
工藤哲史(北照高校2年)