恐怖と戦う
今年も沢山の子供達が後方宙返りにチャレンジしています。
小学生でスキーをつけての宙返りは、大変だよ。。簡単ではない。
何より、恐怖心に打ち勝つことが、
それでも、中には あっさり、簡単にやってしまう子もいます。今で言うところの「のり」で
私も、ガキの頃はけっこうびびり屋さんだったかも、んーー、何とも言えないが、
かなり人並み外れた、偉業をやってきたけどね。なにせ、外で遊んでいた。徹底的に、何kmも離れた山中まで行き遊んでた。川で泳いで、沼に潜って、冬は屋根から宙返りして、100mもある橋の欄干を渡りきったり、、、stc,
高さ100mの綱渡りも、絶対落ちない自信があれば怖くない。ウォータージャンプで直ぐできてしまう子供は、自信があるからです。まっ、それが一種の「センス」なのだが、
私は、1回転も2回転も3回転も、全て雪上で初めてトライした。流石に恐怖心でかなりちびった。(2リットルは?) (>_<)
大倉シャンツェを15才で初めて飛んだときは、最上段のスタート位置から行かされて、人生で最高に怖かった経験がある。しかも、前に飛んだ同級生が救急車で運ばれたし、、(T_T)
しかし、後方3回宙返りもとてつもなく怖かった。何せ正式なジャンプ台でないこと、アプローチが曲がっていて、スタートからジャンプ台が見えない、どこからスタートして良いか全くわからず、どこまで飛ぶのかもわからず、コーチもいない。
出たとこ勝負!!!!! 「人生なんとかなるさ」でスタートするんだから、特攻隊精神と一緒であった。
しかも、日本人でまだ誰もやったことがない。。
ウォータージャンプならいざしらず、雪の上では無謀中の無謀。さらに、エアリアルを始めてまだ2年しか経っていない。
今の子供達には、あり得ない話だが、それでも今の子達は成長が早すぎて、というか、周りが大人と同じ事をさせたがるのが、とっても心配です。
人はそれぞれ、10才で出来る人もいれば、15才で出来る人もいる。
早くやればやるほど、早くに「差を」実感してしまい、辞めてしまう。
18才でスポーツを引退してどうする? 本当の力はこれからだぞ。(゚ω゚)
ちなみに、おじさんは、22才までジャンプ競技を死ぬ気でトレーニングしてやってきた。
23才からは、オリンピックを目指し、毎月35日働いて世界選手権もオリンピックも出場した。
22才まで、朝昼晩トレーニングして人生の全てをかけてやったが、結果にはつながらなかった。インターハイは3位で終わった、国体・宮様大会は勝ったし、ナショナルチームにも選ばれたが、目的は果たせなかった。それでも、22才でスポーツを引退するのは、早いと思ったし今までトレーニングしてきた、肉体と精神があれば何でもやれる!、と思っていた。
日本一になるためには、日本一練習しろ!!と、言われてそれをやってきた。
是非、皆さんも、志し半ばで諦めることなく徹底的に悔いのないように、やりきって欲しい。
人生で最も貴重な青春を活かして下さい。
飽きないおじさんは、第三の青春を咲かせるために、せっせと芝刈りに汗をかいています。